- 2010-02-06 (土) 21:28
- システム開発
|
誰もが思い当たるパターンが満載。ユーモラスな名前で見えてくる失敗プロジェクト、成功する組織の姿。Jolt Awards受賞。
みんな大好きトム・デマルコの新刊です。
苦笑するしかない、IT業界のあるあるなネタが鋭く紹介されている良書。
個人的に面白かったパターンの見出しを以下に抜き出してみました。
たぶん色々考えさせられることもあるのではないでしょうか。オススメ。
- 1 アドレナリンジャンキー
アドレナリン中毒の組織は、猛烈に動き回ることが健全な生産力のあかしだと信じている。 - 3 死んだ魚
プロジェクトが始まったその日から、目標を達成する見込みはゼロである。プロジェクトに関わる人のほとんどは、それを知っていながら何も言わない。 - 7 マニャーナ
すぐに動き始め動き続けなければ仕事が片づかない。そう認識できる時間枠を越えて期日が設定されると、切迫感がなくなり、行動しようというモチベーションがうせる。 - 11 魂を貸す
現場の人間に、長年かけて修得したスキルや技術を捨てる用意がある。 - 閑話
無害と思える言葉に、不穏な意味が隠されている。 - 25 沈黙は同意とみなされる
相手には、あきらめの沈黙と同意の区別がつかない。 - 28 [時間]に切り札を奪われる
[時間]はひどいプロジェクトマネジャーである。 - 30 ちびた鉛筆
コスト削減の波が続くと、組織にはプロジェクトを完了する能力もなくなってくる。 - 31 リズム
チームは、一定の間隔をおくことによって、仕事のリズムをつくる。 - 32 残業に見る予兆
マネジャーは、早い時期から残業することを、プロジェクトの輝かしい健全性のあかしだと考えている。 - 35 テスト前のテスト
「テストにはテスト以上の意味がある(だからテストの前の始めるべきである)」―ドロシー・グラハム - 39 アトラス
チームのリーダーが、(ほとんど)あらゆることに長けている。 - 45 ニュースの改良
悪いニュースが組織の下から上へ正確に伝わらない。 - 64 レイクウォビゴンの子供たち
マネジャーは、成績評価で優れた者と劣った者に十分な差をつけない。 - 66 魂の仲間
ある種のチームは、開発プロセスの最も基本的なルールさえ無視することが許される。 - 74 サプライズ
報奨やインセンティブを提供するマネジャーは、思いも寄らない反応を受ける。 - 75 冷蔵庫のドア
チームのメンバーは、作業の成果をいつも全員に見えるように掲示する。 - 76 明日には日が昇る
マネジャーは、将来の進捗の平均は過去の進捗の平均を上回ると信じている。 - 83 身につかない教訓
チームは間違いを認識しているが、それでも同じことを繰り返す。
- Newer: ゲーム:ときめきメモリアル4
- Older: 読書:月見月理解の探偵殺人
Comments:0
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- http://blog.magellanic.net/archives/730/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- 読書:アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン from Olen Onnellinen 2



